駐車場にする予定の土地がもともと田んぼだったり、田んぼではないにしても軟弱な地盤だった場合、舗装する前に地盤改良の必要がある場合もあります。
重量のある車が日々出入りする駐車場。軟弱な地盤において地盤改良を怠ると、車の重量に地盤が耐えきれず、完成後短い期間で路面が凹むなどの問題が発生する可能性も。
またすぐ作り直さなければいけない、なんてことになったらお金も時間も無駄にかかってしまいます。必要な場合は地盤改良もしっかり行っておきましょう。

アスファルトやコンクリートなどの舗装の前に、その下に敷く砕石をしっかり締め固め（転圧）することで駐車場の耐久性がアップします。
逆にこの工程をしっかり行わないと、耐久性が弱く短期間で路面が凹んでしまいます。
平均１０�pほどの厚さで敷き詰めるのが一般的ですが、この厚さは地盤の強弱や高さによって変わります。

その土地その土地の状態によって舗装材にも向き・不向きがあります。
例えば水勾配が取りづらい土地には開粒度アスファルトの利用が向いていますが、冬期に路面が凍結するような寒冷地には開粒度アスファルトは一般的に不向きです。

また砕石のみの駐車場は最も安価に仕上がるという利点がありますが、埃が立つ・水たまりができやすい・雑草の処理が面倒・石が飛ぶ・定期的に砕石を補充しなおさなくてはならない、などの問題もあるため、住宅密集地の駐車場やお客様にご利用頂くための駐車場にはあまりおすすめできる舗装であるとはいえません。

このように、駐車場予定地の土地の状態や立地などによって適した舗装材は異なります。
自分の駐車場にはどの舗装材が適しているのかわからない…という方は、お気軽に事務局スタッフまでご相談ください。

雨が降るたび駐車場に水が溜まっているようだと利用者にとって不便なだけでなく、舗装にも負担がかかるため駐車場の耐久性にも大きく影響してきます。
また長持ちさせるという観点だけにとどまらず、集中豪雨などの発生が相次ぐ近年の状況を考えると雨水の排水をしっかり考えた設計はこれからの駐車場作りには必須です。
水勾配をしっかり取る・排水溝を設置する・透水性の舗装材を使用するなどの方法で、駐車場の排水対策をしっかり行いましょう。

上記で４つの『長持ちする駐車場を作るためのポイント』をご紹介してきました。これらのポイントをしっかり押さえて設計された駐車場なら使い勝手も良く長持ちする、資産価値の高い駐車場になるでしょう。

しかし実際のところ設計や施工をするのはあなたではなく業者です。ですから最終的には『確かな知識と豊富な経験を持ち、あなたの要望や不安に真摯に応えてくれる業者を見つけられるか』が一番のポイントになってきます。
安く提案してくれたけど上記のポイントが押さえられておらず、すぐにヒビが入ってしまった・使いずらくて作り直ししなければならなくなったでは全く意味がありません。

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